破産者等の情報を大量にインターネットで公開するサイト「破産者マップ」をなくしましょう。

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現在の支援総額
1,818,600
36%

目標金額:5,000,000円

支援者数
408
残り
終了

このプロジェクトへの募集は終了しました。

破産者等の情報を地図上に可視化した「破産者マップ」というサイトがあります。このサイトは、掲載された人の名誉やプライバシーを侵害するなどの大きな悪影響をもたらします。「破産者マップ」の完全な閉鎖を目指し、可能な法的措置を講じます。費用をご支援ください。

活動報告

2022-01-24

第3回口頭弁論期日のご報告

第3回口頭弁論期日のご報告

 

2022年1月21日(金)午前10時から、東京地方裁判所第705号法廷において、本件の第3回口頭弁論期日が開かれました。

 

原告らの代理人(弁護団)として望月、高木、北の3名が出廷し、被告の代理人として浦川弁護士が出廷しました。

 

期日において、こちらが提出した原告ら準備書面(1)と被告が提出した被告準備書面(2)が陳述されました。

 

原告ら準備書面(1)の内容を簡単にご説明いたしますと、

①破産者の情報は官報に掲載されるとしても、その情報を整序し、一般公衆が閲覧可能な状態で拡散させることは新たに破産者の社会的評価を低下させる行為である。

②同様に官報の情報を整序し、一般公衆が閲覧可能な状態で拡散させる行為は、破産者のプライバシー権を侵害する。

③破産者マップに公益性は存在しない。

との内容になります。

 

対して、被告準備書面(2)の内容としては、

①破産者マップの製作工程の説明をした上で

②被告はサーバー領域を第三者に利用料を払って使用させている者に過ぎず、破産者マップの製作工程に関与していない

③そのため、被告は原告らに発生した権利侵害の主体ではない

との内容になります。

 

原告ら準備書面(1)と被告準備書面(2)の内容を受けて、裁判所から被告代理人に対し、以下のような質問が出されました。

 

①被告はサーバーの使用を許諾したのみであると主張していると思われるが、サーバーの使用許諾をした時点において、利用者がどのようなサイトを作る予定であったのかについて把握していたのか。

②その前提として、サーバー使用者との間でどのようなやり取りがなされたのか。

 

これらの点について、次回期日までに明らかにするように、被告代理人に対して裁判所から指示がありました。同時に、弁護団が提出した原告ら準備書面(1)に対する反論も提出される予定です。

 

また、裁判所から弁護団に対しては、破産者マップにおいて今回の原告が実際に掲載されていた事実の立証について追加の証拠を提出して欲しい旨の指示がありました。ただし、この点については次回期日までに提出する必要はなく、その後の期日において提出すれば足りるとのことでした。

 

次回期日は2022年3月11日午前10時から、東京地方裁判所第705号法廷にて開かれます。

 

次回期日の終了後、経過をご報告致します。ご確認のほどよろしくお願い致します。