アイドルを夢見るたくさんの子供たちとその家族に、悲しく苦しい思いをしてもらいたくない。

2024-12-28

ご報告

2024年11月をもちまして、係属中であった愛媛ご当地アイドルの自死に関する訴訟が全て終了しましたので、ご報告いたします。大変多くの方々からご支援をいただき、心から感謝を申し上げます。

訴訟結果自体は、非常に残念な結果にはなりましたが、本件に関する各判決につきましては、多くの学者の方々からもその論文等（詳細は下記にご紹介させていただいております）において強い疑問を呈されており、これらの疑問が「芸能業界で働く子どもたちの人権問題」についての問題提起につながった点で、社会意義を有すると考えております。

詳しくは、以下をご参照ください。

（ご紹介）各判決に関する論文のご紹介　

https://era-japan.org/archives/911

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（ご遺族からの御礼）

多くの皆様のご支援により裁判は最後までやり抜く事が出来ました。改めてお礼と感謝を申し上げます。結果はともあれ、これから夢を追う子供達の為に役に立つ1つの材料となってくれれば皆様のご支援とまた娘の萌景の死も無駄では無かったと思えると思います。

長い間、応援下さり本当にありがとうございました。

大本幸栄

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クラウドファンディングでは、のべ554名の方から総額2,845,000円のご支援をいただきました。心より御礼申し上げます。2019年12月31日付けの報告のとおり、同日時点で380万円超の経費がかかっておりましたところ、最終的な経費は各訴訟の印紙費用、印刷費、意見書作成費、郵送費、謄写費、移動費、宿泊費等を含めて700万円超となりました。

5年以上にわたり、複数の弁護士によって合計4件の訴訟活動を行ってきたことから、支援金よりも経費が上回ることとなりましたので、超過分は弁護団の出捐となりますが、皆さまからの支援がなければ弁護団活動は成り立たなかったものです。

ご支援頂きました皆様には、重ねて御礼を申し上げます。私たち弁護団としては、今回の一連の判決結果には非常に残念な思いがございますが、今後、日本の芸能・エンターテインメント業界において、海外のように、子どもたちの人権が守られる法制度がつくられるよう、引き続き、尽力してまいりたいと思います。