アイドルを夢見るたくさんの子供たちとその家族に、悲しく苦しい思いをしてもらいたくない。

アイドルを夢見るたくさんの子供たちとその家族に、悲しく苦しい思いをしてもらいたくない。
現在の支援総額
2,845,000
94%

目標金額:3,000,000円

支援者数
554
残り
終了

このプロジェクトへの募集は終了しました。

16歳で自殺したアイドル、大本萌景(おおもとほのか)さん。遺族らは、所属事務所からの長年にわたるハラスメント行為や違法労働等が原因で自殺に至ったと主張し、所属事務所や社長らを被告として提訴しますので、訴訟費用をご支援ください。

プロジェクト詳細

【プロジェクトの目的】

愛媛県松山市を拠点とするアイドルグループであった「愛の葉Girls」(えのはガールズ)のメンバーだった大本萌景さん(おおもとほのか。当時16歳)は、2018年3月21日に自ら命を絶ちました。

参考:【追悼】農業アイドル「愛の葉Girls」大本萌景さんが死去 16歳の笑顔永遠に

2018年10月12日、原告ら(大本萌景さんの遺族ら)は、「愛の葉Girls」が所属していたH社(代表取締役社長S氏)及び被告F社(代表取締役O氏)らに対し、H社の社長や社員らによる大本萌景さんに対する長年にわたるハラスメント行為や違法労働等が原因で自殺に至ったと主張し、損害賠償を求めて松山地裁に訴訟を提起いたします。

具体的には、私たちは、H社らが、当時わずか16歳だった大本萌景さんに対して、①違法・不適切な労働環境で労働をさせていたこと、②被告会社の社員からのパワーハラスメントによって精神的に追い詰めていたこと、③学校と芸能活動の両立を阻害したこと、④高校進学費用を貸し付けると言いながら直前で撤回して期待と信頼を裏切ったこと、⑤そして被告会社のS社長による「愛の葉を続けないのであれば違約金1億円支払え」と発言したこと等によって、萌景さんは、将来に対して絶望し、自ら命を絶つことを選択せざるを得なかったと考えております。

現在、地下アイドル業界では、アイドルに対するハラスメントや違法労働などが大きな問題になっております。原告らは、本裁判を一つのきっかけとし、今後、大本萌景さんの死の真相を明らかにし、さらには地下アイドルにおけるハラスメント行為や違法労働を一つでも減らし、未成年の活動環境を整えたいと強く思っております。

【なぜ資金が必要か】

本件訴訟の原告代理人は、日本エンターテイナーライツ協会(ERA)の共同代表である弁護士5名が担当します。

日本エンターテイナーライツ協会(ERA)は、平成29年5月に発足し、芸能人の活動や私生活を守るために、社会や法律(権利)に関する芸能人の知識向上を支援しています。また、芸能人の地位向上に役立つ情報や提言を社会に広く発信するとともに、芸能事務所と芸能人の「架け橋」となって、芸能界を健全に発展させることを目指しています。

日本エンターテイナーライツ協会は、平成30年6月に「地下アイドル権利擁護プロジェクト」を発足しました。地下アイドルは、芸能人の中でも特に権利侵害が生じる危険が高く権利擁護の必要性が高い社会問題のひとつです。また、地下アイドルの問題については、契約内容の適正化だけで解決することが難しく、法律面だけでなく医療や福祉、教育にもまたがった横断的かつ広範な取組が必要です。

日本エンターテイナーライツ協会(ERA)は、この訴訟について、地下アイドル業界におけるハラスメントや違法労働の実態を世の中に明らかにし、地下アイドルたちの権利を守り、地下アイドル業界の健全化するために重要な活動であると考え、すべての費用を手弁当で負担しています。

代理人らは東京と福岡を拠点としているため、松山までの交通費が必要です。提訴までも複数の弁護士が何度も松山に入り、ご遺族と打合せを重ねて来ました。提訴までに支出した費用は100万円を超えていますが、裁判が継続するであろう期間を考えると、最低でも総額300万円を超えるものと予想しております。

皆さまからの支援金は、訴訟活動の経費として、大切に使わせていただきます。また、訴訟の経過については、このプロジェクト内において随時ご報告いたします。

ぜひ、日本中のアイドルたちが笑顔で活動できるように、この裁判をご支援ください。

【日本エンターテイナーライツ協会】

日本エンターテイナーライツ協会・共同代表理事
望月宣武(日本羅針盤法律事務所、弁護士、東京弁護士会所属)
向原栄大朗(向原総合法律事務所、弁護士、福岡県弁護士会所属)
安井飛鳥(法律事務所くらふと、弁護士、千葉県弁護士会所属)
河西邦剛(レイ法律事務所、弁護士、東京弁護士会所属)
佐藤大和(レイ法律事務所、弁護士、東京弁護士会所属)
http://era-japan.org/